2017年01月14日
オールデンのソール交換です
今回は最高級の底材と言われるレンデンバッハのソールで交換させていただきました
レンデンバッハはオークの木のタンニンでなめされている様でそれが革に耐久性を持たせるようです
見た目は全然違います
僕の印象ですが、しっかりとした弾力があって返りがよさそうな印象です
今回はソールに穴が開いてしまったのと、ウェルトと言われるソールとアッパーの革を介している部分が朽ち果てていたので
そのウェルトも交換しました
ウェルトはスプリットウェルトと言われるものでしたので同じもので交換
アッパーのつなぎ目を軽く一周覆うようなタイプのウェルトです
スプリットってなんでしょうね?笑
たぶん左右に分かれるから?
スリットみたいな・・
ソール交換の際にほんとまれになんですけど、ウェルトの幅があまりになかったり
革が劣化していたりすると出し縫い(ソールとウェルトを縫い合わせる作業)の際にボロボロになったり
縫うことができなかったりします
そんな時はこのウェルト交換という作業が必要になります
糸を丈夫にする作業から始まって既存のウェルトの縫いをはずし
縫いつけも素手ではとても痛くてできないので
専用の革手でやっています
地味な作業だけどソール交換よりも重要な作業だと思います
糸の針具合が微妙です
強すぎず弱すぎず
針の通し方・・
この作業も色々と研究しましたけど、最近やっと僕なりの答えが出てきたかなぁと
だから今回ちょうど第1号のウェルト交換をお受けさせていただきました
お渡しの際に僕はいなかったのですが、あとから喜んでもらえていたと聞いて安心しました
これからもどうぞよろしくお願いいたします