2017年02月15日
レッドウイングスウェードブーツのソール交換とクリーニングをさせていただきました
少し乾燥してた革も栄養剤が入って生き返ったようです
写真とは全然関係ありませんが、けっこう多いご相談なので
今日は生ゴムソールについて
ソールにはスポンジソール、ラバーソール、レザーソールとあります
スポンジソールは基本的に軽くてクッションが良い
ゴムソールはすべりずらくて減りづらい
レザーソールは馴染みが良くて湿気の通しが良い
基本的に通常はこの3種類だと思います
そしてたまに見かけるのが生ゴムソール、生クレープソールと言われるもの、これはよくクラークスや
女性のブーツに使われています
いわゆる生ゴムソールです
夏は道路に張り付くので、それが嫌でスポンジソールなどに交換を希望される方も多いです
ただそれはクレープソールの宿命なんです
もともとアメ色のクレープソールは黒くなってしまうのも宿命です
それを見越してかどうか分かりませんが、ゴムに黒色を練りこんだ黒いクレープソールなんかもあったりします
とにかく地面へのグリップが良くて減りづらいこの生クレープソールは
実際履いていると夏と冬では履き心地が違います
夏はプルプルしたこんにゃくの上を歩いていいるよう、というか
自分の足にかかった体重移動に少し誤差があるというか、多分履いている人は分かってくれると・・
このソールの汚れは個人的には気にする必要はないと思います
どうしても気になる方は中性洗剤を含ませたタオルなんかで拭きあげても良いかと
有機溶剤でやるとベタベタに溶けますから注意して下さいね
でも時間が経って溶剤が抜ければまた固まりますからご安心を
このソール マッケイ縫いと言われる方法で靴に縫い付けてあったり接着でついていたり
ソール交換する際にちょっと苦労しますができないことはないです
場合によっては縫いをほどいてちょっとおおがかりになることもあります
どうしても生ゴムソールに慣れない、ちょっと扱いが難しいという方は
他のソールへの交換をおすすめします
へってしまったかかとのみの補修もできますが、新品の生ゴムで補修するので
色の差が少し目立ちます
お困りの方はお気軽にご相談くださいね