カーキの綿ジャケット変色の修復

2017年02月17日

日焼け
カーキの綿ナイロン混紡ジャケット
フード部分と左肩周辺の色がくっきりと変色しています
一見何かの塗装がかかってしまったように見える青っぽい部分は色が抜けている部分です

少しづつ修復していきますね
近くから見てみましょうか
染色補正
下のほうから色が変わってきているの分かりますか？
あせらず少しづつ色を修復していきます

色修正
何とか背面の作業は終了
のちほど蛍光灯と太陽の光で見え方を確認して修正が必要であれば修正します

変色の原因は汗だったり石油ストーブの排気だったり、紫外線だったりと色々と原因はありますが
結局色を合わせることに関してはそんなに原因は関係ないかなぁと

結果的にお客様がまた長く着られるようにするのがお仕事

ちなみに今回この洋服の変色修復に使用した色はこちら

分からない人には全く意味不明な配色です

僕の頭の中ではこれだけの色が必要になってくるんです
染色補正とか色修正とかって僕は基本的に黄色いシミを見えなくする事しか教わった事はないんですが
というか勉強に行く時間もなかった、笑

ここ10年で僕なりの法則を見出す事ができました
まだまだ変色や日焼けに関しては様々なパターンがあるのでその都度勉強になってしまいますが
それでもその度に解決のスピードは格段に速くなっています