2016年11月28日
バッグの内側の革がボロボロになっちゃいました。
ということでご相談いただいたお品物
これは革ではなく合皮、製造から2、3年でべた付きが生じボロボロになり始めます
これはもう交換するしかないです
丈夫なシャンタン生地か塩瀬が定番です
少し料金はかかりますが、もちろん革で作りなおすことも可能です
今回は丈夫なシャンタンで交換させていただきました
かれこれ2回目の交換だそうです
丈夫なシャンタン生地ですので、まぁ長い間には擦り切れることはあってもベト付いたり
ボロボロにはがれてくる事はもうありません
で、合皮ってなんなの?って話ですけど
合成皮革と言われ、最近では様々なものに使われています
バッグからブーツ、シャツの襟部分などいたるところに使われています
フェイクレザーなんて言われたりもしますけど、たまに洗濯タグに「レザー」なんて書かれていたりもします、笑
合皮って要するにポリウレタンですね。
最近洋服にも多いストレッチ素材、これにも洗濯タグを見るとほんの数%だけポリウレタンが使われていたります
だから数年すると伸縮性がなくなり、まれにベト付いたりしてくるわけです
こちらもベトついたバッグの内袋
やはり合皮です
今回お客様のご要望で作り変えせずに合皮のボロボロだけを落として
生地は残す事にしました
とはいえけっこう大変だったことにあとから気付く・・
やはりバッグの内袋はボロボロになったりべた付くようになってしまったら
丈夫な布に交換してしまうのが一番いいのではないかなぁと思った今回の事例です