2014年12月04日
バッグの再塗装です。
ご使用によってバッグの表面の色がスレてしまい下地が出てきてしまいました。これはもう塗装しかありません。といってもペンキやプラモデル用の油性顔料などで塗装するとバリバリに・・・
こういったバッグは柔軟に作られています。革バッグなどと違い、手で力を加えればきちんと曲がります。ですから塗装する際の材料もバインダーの種類や顔料を選んで塗装しないと通常使用の変形に耐えられず、ごわごわしたり、バリバリとはがれたりしてしまうわけです。下地に強力に接着できて、柔軟性があって、耐水性があって、つや感が調整できて、最終的に見栄えが良くないといけないのです。市販のスプレー缶ではまず無理です。もしだめになっても良いバッグがあったらやってみるのも面白いです。意外とそれはそれでイケたりして・・・ちょっと臭いますが。
バッグの再塗装は今回は白でした。でもただ白で塗装したわけじゃないんです。微妙に黄色が入っていて青も赤も入っているんです。おわかりになるでしょうか?以前黒は色々な黒があるとお話しましたが、白もまた無限に色があるのです。ですから市販のスプレーでは同じ色にはならないのです。当店ではそこにこだわり、調色する時間もかかるため作業料金にはこの調色の分も入っているとお考えいただきたいです。
※下地が荒れている場合、色はげがひどい場合は下地をならす作業が必要になるので別途かかります。お困りの方はお気軽にお電話、メールフォームにてご相談下さい。