2014年04月08日
脇の下の変色のお直しです。凍えるような寒さを感じる日も少なくなり、春を気持ちよく感じられるようになりました。さて今日は染み抜きの品質について。染み抜きをする上で一番大切にしているのは、お客様がそれを着用し、洗濯、クリーニングすることを前提に考えて染み抜きすることです。染み抜きを追及していくと染色補正という技術が欠かせません。これは脱色した衣類に染料で補正していくという技術です。ウールやシルクなどは比較的染めやすいですし、水で洗濯されることもあまりありません。しかし綿のTシャツはどうでしょうか?
着用したら必ず水で洗濯したいです。温度をかけて染色するわけではないので酸性染料でも直接染料でも染色堅牢度は弱いです。かといって市販の布用染料ではノリが効きすぎてプリント加工のような仕上がりになってしまいます。当店では独自の研究を重ねた結果、染色堅牢度の高い染料で染色補正することに成功しました。大切な1着、何年も着用したいお気に入りの服はぜひ、かざまクリーニングにお任せください。