2014年12月10日
ノーティカのマウンテンパーカーの染み抜きです。綿生地で、しかも染み込んでから時間が経過しているようでしたので落とすことに時間がかかりました。
今回は染色補正はしていませんし、染み抜きも完全には追い込んでやりませんでした。
もっと費用をかけ、とことん追い込んで染色補正もバッチリに、ということもできるのですが80%の完成度でやめました。
残りの20%を追い込むことで、費用と時間が最初の80%の作業の何倍もかかるからです。もちろん当店にとってもどんどん時間だけが過ぎていき赤字になっていきます。
利益を出させていただいてこそ長くこのサービスを提供していくことができるわけですので、この80%の仕上がりがお客様にとってご納得いただける範囲であれば良いと考えています。
もちろん事前のご要望によります。
今回は染み抜きのあとクリーニングが必要になりました。よく染み抜きだけできますか?というお問い合わせをいただきますが、お品物によっては染み抜きだけだと、輪ジミになってしまうものがありますし、その部分だけきれいになると、逆にそれがクレームになるのが怖いのです。染み抜きをしたら、そのまわりの部分もきれいにクリーニングして汚れの段差をぼかしたいのです。
もちろんお品物によっては染み抜きだけにしておいたほうがよいものもあります。ですから一概に染み抜きだけできるとはお答えできないのです。そういったご不安がありましたらぜひ一度お問い合わせフォームからお写真を添付していただくか、店頭にご相談にお越しくださいませ