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修復職人かずやのブログ

綿のパンツの色抜けを色修復しました。

2015年08月25日

おはようございます。
今日は東京にバッグを作りに行ってきます。

昨日は夜中に前職の上司とお互い仕事が終わってからラーメンを。

あんなことやこんなことまで色々お話を聞いてもらってスッキリ。
話上手は聞き上手というのはこういうことかぁと、改めて感動しました。

今日は電車の中でスマホアプリからの投稿なので写真配置とか段落とかどんな表示になるのか分かっていません。なのであとで編集するかもしれません。

常磐線の片隅でスマホを物凄いスピードでキーボード打ちしております。

まわりに8人中6人がスマホをいじっていますが、おそらく僕が最速かと思われます、笑。

昨日綿のパンツを他店にクリーニングに出したらシミの部分の色が変色して返ってきたという事例をシミ抜き、修復しました。

濃紺のパンツに油のシミが付いてしまって、クリーニングに出したら赤紫になって返ってきたということでした。

事前にお電話でご相談頂いていたのですが、まずクリーニングをして変色するということは考えずらいです。

例えば油と言っても、そこには色を変色させる化学物質が混ざっていることも多く、一見黒っぽかったシミがクリーニングによって落ちて、すでに変色していた部分があらわになる。ということはよくあります。

今回の事例はおそらくそういうことだったのかもしれませんと、ご説明させていただきましたが、もしクリーニング店が親切で無料シミ抜きレベルでいじってしまっていたら、シミ抜きによってこのような色になることは使用する薬品によっては有り得ます。

 

他店でどのような薬品を使ったか分からない、ご家庭で漂白剤を使ったかもしれない、きちんと汚れのバリアが落ちていないかもしれない。

そういった理由で色修復する前に必ずシミ抜きをして不要物を除去します。

今回やはり油のシミが残っていたようで、シミ抜きするとスッキリと黒ずみは取れました。

あとは赤紫の部分に足りない色を調色し細い筆で少しづつ染料を入れ込んでいってあげます。

綿なのでもちろん水での洗濯に耐えうる染料を使います。

その後、ブラシや熱できちんと定着させるとこうなります。

 

 

撮影した光の角度で見え方が違ったので2枚貼ってみました。

これでまた一つ大切なお品物を救うことができたかと。

今日は安心して東京へ行くことができます。

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