2016年06月15日
革靴のコバ、かかとまわりって履いているうちに新品だった頃のツヤがなくなり乾燥してガサガサしてきませんか?
革靴のコバは革でできています。
よく木でできている部分とおっしゃる方がいらっしゃいますあれ実は革なんですよ。
積上げともいいます。
革を積み上げて作成されるからですね。
革の粉を圧縮して作るものもありますが、それはナンポウといいます。
いずれにしても革でできているということは、実はそこも栄養が必要になってくるわけです。
コロンブスなどからコバ専用のメンテナンス道具なども出ています。
バフがある方はバフだと早いんですが、でもバフなんて一般家庭にありませんよね?
では家庭でできる革靴のかかとまわり、コバの光らせ方ですが、箇条書きで行きましょう。
1.荒れたコバを削る
靴は長い間履いていると、体重の重みで積上げの革が圧縮され地層のように段差ができてきます。
そして表面は乾燥し革の毛羽が立ちガサガサになってきます。
せっかくの高級靴はこんな状態で履いていたら格好悪いしもったいない。
こんなことはけっこう女性にとってはどうでもいいい男のこだわりだったりするんですよね、笑
でもそこは男ですから、ストイックに貫きましょう!
紙やすりでコバの表面を削りましょう。まずは100番ぐらいの粗目でいいと思います。
その後600番、1000番と徐々にやすりの目を細かくしていきます。
1000番まできたら優しく円を書くように整えるのがコツです。
直線で磨くとその方向への傷ができてしまいますから。
2.コバを染色する
さて、でこぼこやザラザラがなくなってきたら、今度はコバ専用インキで染色しましょう。
革用と合成革用がありますが、ここでは革専用のものを使用することにします。
しばらく乾燥させましょう。
3.コバに栄養を与える
今度は表面に栄養剤を塗りこみます。
僕が気に入っている栄養剤はコロニルのディアマント、今はシュプリ-ムデラックスという名前で出ているようですが
当時たくさん買い込んでしまったのでいまだにディアマントを使っています。
本来上物の革に使用するものなのですが、僕はこのクリームがけっこう万能だと感じています。
浸透したと感じたら軽く磨いていくと上品なツヤが出てきます。
4.ワックスで仕上げの光沢を
仕上げはワックスです。キィウィのシュ-ポリッシュを指で少量塗りこんで磨けば磨くほど光沢を放ちます。
指で最後は手早く往復させるのがコツです。うまくいかない方はもっと愛情を注いであげて下さい、笑
家庭でできる革靴のかかとまわり、コバの光らせ方、いかがでしたでしょうか?かかとまわりだけでなく、ソールのまわりも同じように
メンテナンスしてあげて下さいね。