2017年02月06日
日焼けで肩の色が抜けてしまった部分を修復しましたz
色が抜けてしまっているので染み抜きしても状態は変わりません・・
日焼けの色修正は色の抜け方によって作業の難易度が全然違ってきます
この写真のような状態はレベル10中5を普通とするとレベル7くらいになります
漂白剤のようにぼっこり色がはっきりとキワを作って抜けてしまっている状態がレベル10になります
当店基準ですよ
日焼けした洋服は広範囲になったりまだらになったりしているものも難易度が高くなります
色抜けの原因によってはただ色を修正しても色が乗らない場合もありますが
今回の原因はおそらく紫外線です
なので一度しっかりと脱脂してから色修正
洋服を日焼けさせないために、それは服を着て外へ出かけない事です、笑
でもそれは無理なので、収納に気をつけましょう
おしゃれに蛍光灯があたる室内にずらっと並べて保管していたりしませんか?
僕は自分の服とか靴とか並べて満足したい人なので
きっとこれは自分に言っているのかもしれませんね、笑
もし分かるーって人がいたら気をつけてください
蛍光灯の光で色が抜けちゃいますから
きちんとクローゼットにしまう
もしくは洋服がクローゼットに入りきらない人は光を遮断できる布なんかを
上から掛けてあげて下さいね
たまに独身の友達の家なんかに行くと、ハンガーラックにきれいに服を並べて
その上に透明なビニールシートをかけてあったりします
誇りはよけられますが、紫外線は容赦なく浴びます・・
で、どんな素材が色が抜けやすいか
かざまクリーニングい送られてくるお品物、日焼け修復ナンバーワンは
綿のコート、トレンチコートなんかですね
次に、これは素材というより色なんですが、カーキの日焼けは多いです
次にレーヨン、スカジャンが多い
ダウンジャンパーの日焼けもたまに
とにかく多いこの日焼けの修復
洗濯や漂白剤では直りません
まれにタバコのヤニだったりする場合もありますが
それはまれですね
しかもこの時代にタバコのヤニ関係お仕事はかなり減りました
まぁ良い事です、笑
ちなみにこの服の色修復、ただ茶色をのせればいいというわけではないんです
一応技術を分かっていただきたいので
日焼けしている部分にもまだ黄色い色味が残っていますから
ただ周辺と同じ色を作って乗せるだけだと、黄色味が濃くなっておかしくなります
なので黄色の濃さの分だけ事前に差し引いて色を作ってあげないといけません
だからグラデーションの部分はけっこう慎重な色あわせになります
あとは、ぼっこりキワができている場合の色修正、これもけっこう難しい
例えば、白い紙に丸い円を書いたとして下さい
そしてその周りを塗りつぶしたら、真ん中に白い円が残りますね
これがぼっこり色が抜けた状態
その白い部分に色を塗ってください
きれいに円のキワを残さずに修正できますか?
できた人は当店に履歴書を送って下さい、笑
ということで、今日はコートの日焼けの色修正とその技術についてお話させていただきました
お困りの衣類がありましたらお気軽にご相談下さい