2016年11月18日
こんにちは、かざまクリーニングの風間です
ここ茨城県土浦市は今日はとてもいい天気で、秋晴れというか・・もう冬です 空気は冷たい
2年前からもっと服のことを、靴のことを追求する旅が始まり、旅はまだまだ途中なわけですが
今日はここまでで気付いた事などをお届けできればと思いブログを更新させていただきます
かざまクリーニングで靴クリーニングの仕上げ、メンテナンスに使っているクリームや栄養剤の一部です
この他にも馬油、ミンクオイル、色つきクリームなど並べたら3畳の畳に並ぶくらいでしょうか?きっと・・
それくらいの種類のクリームを保有しています
もちろん1足の靴にすべてを使用するわけではありませんが
ガラス革やアニリン、爬虫類やエナメル、そして靴底のメンテナンスや固くなってしまった革を戻すクリーム
つやを出すクリームなど、靴の種類や状態、お客様の気になる部分の改善などによって使い分けています
靴クリーニングには業務用のものを使っています
それは信頼できるメーカーさんのものだから
でも靴クリームや栄養剤は、業務用とか大容量とかでコストを考えるのが靴にとってかわいそうなので
自分でこれは最高だと思うものを使用することにしています。そしてさらによいものが見つかれば常に切り替えています
ウイルスソフトでいえば常にアップグレードしている状態でしょうか?
たとえばこのディアマントというクリーム
もう廃盤で、新しいネーミングで1909シュプリームデラックスとして出ているようですが
僕が廃盤前に気に入ってかなりの数を在庫してしまいました
そろそろ切り替えないといけませんね
このクリームの良いところは手で塗りこんでいくと革の内部にしっかり染み込んでいってくれる所です
そしてアニリン革やヌメ革に使用してもシミになったりしません
クリーニングしたあとも栄養剤に漬け込むのですが、僕はさらにこだわってしまっており、このディアマントを
塗りこんであげたりしてしまうのです 自己満足でもあると思います
経営者としては向いていないんでしょうね、笑
そしてこのクリームのすごいところはクリームが浸透して乾いていく寸前に最後に軽くささっとこすってあげると
表面になんとも上品なツヤができるんですよね
そして臭いもとてもいい臭いがします
高級なメンテナンスしたなーという臭いがしますよ
どちらがメンテナンス後なのか一目瞭然でしょ?大人なツヤが・・
右!といわれたら僕は靴クリーニングやめますね~(泣)
※色味の違いは光の加減です
スウェードとコンビのスニーカーも消しゴムみたいな道具を使って汚れを落としていきます
これだけでもきれいになるもののあれば、こんなもんじゃきかねーぜ!とスウェード革の奥に入り込んでいる汚れ達もいます
それなら、とあきらめの悪い僕はこういう一見荒治療に見えるようなことも
見る人が見れば分かるんですけど、天然ゴムの消しゴムのようなものです
クレープソールとかってあるじゃないですか、あれです、あれを少しちょん切ったやつです
でもこれは実はただこするだけでは汚れを吸着できないんです
でも
あるものを塗ってからこいつでこすると抜群の吸着力を発揮します
写真では黒っぽくなってしまっていますでしょ?
きっと見ていて不安になると思います、笑
でも大丈夫なんです
安心してください
こういう技術、というかちょっとしたコツとか僕なりの工夫が詰まっているのがかざまクリーニングの靴クリーニング
なんだと思います。だからこれで1足2500円は安いかなぁ~と正直思っているのですが
これで皆さんに喜んでもらえたらいっか、と割り切ってありがたくお仕事させていただいています
僕はお客様の靴がどのようなもので洗われて、どのようなものを使ってメンテナンスされているのかを
お客様はある程度知る権利があると思うんです
料理のレシピは教えられませんが、どんな材料を使っているのかくらいは知りたいと思いませんでしょうか?
だから最近僕はブログで「特殊なスプレーで」とかできるだけ言わないようにしているんです
所詮僕がやっていることは「靴を洗ってお返しする」という大したことではないのです
靴メーカー様ありきで、道具ありきなんです
あとはこいつらを適材適所でつかってやるだけ、それだけのことです
僕に限ってはノウハウとか技術とか開発とかそんな大したものではありませんのです
ただひたすら靴をきれいにするそれだけなのです
かざまクリーニングで使用している靴用のナノ撥水加工剤です
こういう良いものを見つけたら惜しみなく使います
店頭で特別価格でお譲りしております