2017年01月29日
黒い帽子が日焼けするとたいがいはこんな風に赤っぽく、オレンジっぽくなってきます
紫外線で退色、色が昇華してしまうんですね
今回のお品物は内側も綿で、チェックの柄になっており、つばの部分は合皮
合皮というのはポリウレタンの事ですね
このまま熱湯で煮込んで黒染めしてしまったら、内側の柄は黒く染まってしまい
合皮のツバの部分はボロボロになってしまいます
なので今回は外側を吹き付けで染色していく事にしました
きれいに染め直しできました
今回はお品物の都合で吹きつけになりましたが
漬け込みの場合は黒染めする際にステッチや裏地などは染まらないのでご注意下さい
例えば白いシャツを黒染めしたら各パーツをつないでいる縫い糸全部白く残ります
なので黒染めの場合には、ステッチの有無なども確認して、どのような仕上がりになるかを想像してから
ご依頼いただいたほうがいいです
裏地は最近はポリエステルが多いですが、キュプラなんかの場合には染まります
ポリエステルでも少し染まります
生地に傷みがあったりした場合にはその部分は濃く染まったりもします
よくこすれる脇の下の部分とか、袖口とか
あとはシワですね
当店はクリーニング店なので黒染め後のプレスもしっかりしています
でも高温時についたシワはなかなか消えにくいんです
特にキュプラのシワが消えにくいので
あらかたシワが取れていればヨシとしてください
今日も茨城県は暖かそうです
今日は明日納期ギリギリの発送品が多いですがなんとか頑張って発送いたします
もう少し待ってて下さい!