2015年01月19日
今日の土浦市、つくば市地区はマイナスまで温度が下がっていますね。もうダウンジャンパーをクリーニングしている場合じゃありません。
がっちり着込んで風邪を引かないように対策しましょうね。マスクも忘れずに。
今回はバッグにジーンズの色が付着してしまったパターンです。
※全体塗装ではなく部分塗装なので実際のお色は変わっておりません。ビフォーアフターは撮影時間による色の違いです。
ジーンズの色はほとんどのものがインディゴ染料で染められています。この染料はもともと水で色落ちするように出来ていますから、歩行中にこすれ続けていると、その染料を刷り込んでいることになります。しかし、ジーンズにバッグを合わせたい。ですよね。対策としては新品のジーンズは何度か水で洗ってから履くことと、色落ちすることを理解していただき、なるべく歩行中にこすれないように注意する。これしかないと思います。もしどうしても色移りしてしまったら、染み抜きで落とせる可能性は低いです。
ただ、顔料染めのバッグならば同じ顔料で色を調色し、吹きつけ塗装したあと、表面のツヤ感を合わせることでほぼ色移りは目立たなくなります。
他店で全塗装と言われてしまった場合はぜひ当店にご相談ください。部分塗装できます。
部分塗装には高い調色技術が必要になります。単にバッグの色と色を合わせるだけでなく、塗装が乾燥した時の色と合わせないといけないし、ツヤ感も考えておかないとその部分だけ不自然になってしまうのです。
※ヌメ革、アニリン染めのバッグにはあまり塗装をおすすめしません。革の風合いが変わってしまいますので。極力クリーニングと染み抜きとメンテナンスで目立たなくする方法をお勧めしています。